有限会社 桐屋紙器工業所|会津の老舗箱屋・オリジナルの会津木綿箱製品

大阪の人

昔から趣味でアジロ編みバッグを作っていた母親。当時から、とても人気のある商品ではありましたが、ただ喜んでもらえればいいという想いで実はほとんど原価で売っていました。三年前、大阪の堺の御婦人二人が会津観光にお出でになり、たまたま我が家の前を通った時に母親が声を掛け店内で談笑、その時に網代編みバッグをお買い上げになりました。

そのご婦人方が大阪の街をバッグを提げ歩くたびに声を掛けられ、同じバッグが欲しいと仰る方が次から次へと・・・

翌年、現在のテーマで店舗を作った時、正式に桐屋の商品にしました。

このご婦人Sさんとは今でもお付き合いがあり、私は感謝の気持ちを込めて「桐屋紙器大阪営業所長」と呼ばせていただいております。このSさんは敬虔なクリスチャンでもいらっしゃいます。実はSさんは震災後風評被害に苦しむ福島を訪れお金を落とそうというお気持ちでいらっしゃったそうです。

基本的に私は「風評被害」を謳い文句にすることは大嫌いなのですが、その温かいお気持ちは素直に受け止めさせていただきました。そのSさんは先にも書かせていただきましたが、次から次へとバッグの注文を取ってくださいました。もちろんそれは売り込みに行ったりしているわけではなく、ただ網代編みのバッグを提げて歩いてくださっているだけだと思います。しかしSさんのおかげで福島の風評被害はどうなのかわかりませんが、ほんの少し、ほんの少しですが「桐屋紙器」が全国に知っていただけるようになった理由の一つであることは間違いありません。大阪の人って優しい・・・それが私の印象です。そしてもしかすると、その出会いは神様からの粋なプレゼントなのかな?とも感じています。(あっ、でも我が家は浄土真宗ですが・・・)

今回、テレビを観たという大阪の男性から電話をいただき「柄見本を送ってほしい」とのこと、メールで送ることが出来れば簡単なのですがご年配らしいその方はネットとは無縁らしく、特別に家内が生地の端切れと商品の写真を郵送しました。数日後、「ここまで丁寧に対応してもらったら買わないわけにはいかない」と奥様のクリスマスプレゼントに間に合うようにと注文をいただきました。それも二つ・・・そしてその方も「大阪で宣伝するわ~」とまで仰ってくださいました。私は益々大阪が好きになりました。(^-^;

今までは単なる箱屋でお菓子の箱や、地場産業の漆器の箱などを作っていましたが、小売りを始めて直にお客様と触れ合って出来る今の事業にとても幸せを感じています。大阪の方々のおかげかもしれません。

ところで営業所長のSさん、お待たせしました年明けぐらいからSさんから頂いている注文に取り掛かれそうです。出来上がったらまた画像をお送りしますね。これからもお付き合いのほど宜しくお願い致します。